【日商簿記】合格発表(WEB成績票照会)
先日受験した第159回日商簿記検定試験(2021.11.21)のWEB成績票照会(東京都)が本日から可能となりました。どうやら、WEB成績票照会の日時は、各商工会議所で異なるようですね。東京商工会議所は、本日12月10日でした。
私の受験結果
私の日商簿記2級チャレンジ結果 「総合得点98点で合格」(所要時間33時間)
85点前後で固めようと思っていたので、想定より高い得点でびっくりしています。
私の試験対策の振り返り
私は、税理士の簿記論の受験経験があるため、商業簿記については特段の対策は不要(のはず)と考えました。(本来の順番からいうと、日商簿記2級→税理士簿記論だと思います)
ただし、工業簿記については、はじめてのアプローチであるため、基本テキストの通読から始めました。
そして、時間の関係で、いきなり本試験問題集に突入し、一回転して終了、、
工業簿記対策について
まずは、TACの市販テキスト(すっきりわかる日商簿記2級工業簿記)を通読しました。(約10時間投入)テキストが分厚かったのですが、商業簿記のテキストと比べると紙質が厚く、ページ数はそんなにありませんでした。そして、時間の兼ね合いで、問題編はスルーしました。この時点では、〇〇原価計算(総合とか個別とか間接とか)がたくさんでてきて、覚えるのは嫌だなと思っていましたので、「こんなのがあるんだな」とあくまでも目を通すだけです。
そして、「本試験問題集」に取り掛かりました。(全12回分 約21時間投入)大問が5つあるうち、後半の4問、5問が工業簿記です。解き進む中で、「間違えたポイントを原因分析して対策をとる」トライ&エラー方式で進めました。合格点を突破するのに、どこがボトルネックになるのかを肌で感じるためです。全12回分で、80点を切った回が3~4回分ありましたので、そこを中心に分析をしました。
実際にやってみた感覚としては、工業簿記の部分は、ほぼ得点できるか/ほぼ得点できないかのどちらかでした。ほぼ得点できないケースは、言葉の定義を理解してないので、そもそもの出発点となる数字の取り扱いを間違い、芋づる式に間違うというパターンでしたので、言葉の定義をしっかり押さえる必要があると考えました。
あらためて整理が必要と感じた点
・各種差異分析(価格差異、数量差異、操業度差異など)→差異の定義・算出に使う数値を再確認。暗記するより図解で理解した方が間違いない。
・〇〇原価計算→それぞれの原価計算の趣旨を体系的に確認(なんのための原価計算なのか)
ちなみに、CVP分析(損益分岐点分析)は、遠い昔の中小企業診断士試験などでもやっていたので、特に対策に悩むことはありませんでした。
日商簿記2級の対策時間
結果的に、(商業簿記はほとんどノータッチでしたので、)33時間の準備で合格できました。(税理士試験簿記論対策除く)
下記、グラフからも、毎日コツコツというより、直前になって駆け込み勉強したという感じが伺えると思います。一般的には初学だと400時間~500時間は必要だと言われています。その通りだと思います。私のケースはあまり参考にすべきではないですね。
参考にはならないまでも、皆さんの日商簿記2級攻略のヒントにつながればと思います。
下記には試験当日の様子をまとめています。